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虫取りシート大事件

  • 筆者:石田
  • 2017年5月21日
  • 読了時間: 2分

有機肥料を使っているとコバエがわきます。

コバエを捕獲するのに使えるのではないかということで、100円均一で見かけた画像の虫取りシートを購入し、設置してみました。

設置した明くる朝に確認してみると、コバエはもちろん、普通のハエやヨコバイなども捕獲できており、成果は上々でした。 そこで、まだ捕獲できる隙間が十分に残っているので数日間放置してみることに。

そして2〜3日後に手入れをしていると、プランターに立てかけておいたシートが地面の上に倒れていました。

「自分が蹴飛ばしたのだろうか?」と思いながら立てかけ直そうと持ち上げると、何となく重い…。

おかしいなと思って引っくり返してみると、予想外の生き物がかかっていました。

ニホントカゲ(画像はWikipediaより)

西日本に分布するトカゲ。

東日本にいるのは姿はそっくりだが別種のヒガシニホントカゲ。

幼体は縞模様で尾が青い。

ニホントカゲの成体が仰向けで虫取りシートにベッタリとくっついておりました…しかも生きてる。

これは助けてやらなければと、急いでネット検索。

いくつかの記事を参考に、下記の方法でトカゲを救出しました。

(1)溺れさせないよう頭周辺を避け、ベビーオイルをトカゲの体周辺に垂らす。

(2)1分ほど時間を置き、尾の先や手のひらなど細かい部分から剥がしていく。

※トカゲの体と粘着剤の隙間に爪楊枝の先を入れようとするとトカゲを突き刺しかねないので、くっついている粘着剤ごと持ち上げる感じで剥がしていく。

時々トカゲが身をよじる上に極細い骨で構成されている体のパーツであるため、骨を折ってしまったり体を傷つけないように優しく慎重に剥がしていく。

(3)手足と尾と頭が剥がれたら、胴体部分はトカゲ本人が身をよじって自力で剥がすので、おそらく腕と尾と頭が剥がれた時点で走って逃げると思います。 シートには丸々太ったハエがかかっていたので、それを食べようとして捕まったのでしょう。

元気に走り去っていったので、おそらく大丈夫。

イチゴ栽培を楽しんでいるのは勿論、イチゴ栽培を通して庭そのものをテラリウムとして鑑賞しているので、私にとってはトカゲも共存する大切な仲間の一員。

ニホントカゲやニホンヤモリが我が庭で繁殖していることを知っていたのに、虫取りシートを設置したことは軽率でした。

環境と目的にあった管理について、改めて考えさせられる出来事でした。

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