子株取り/さちのか①
- 石田
- 2017年5月13日
- 読了時間: 2分

「さちのか」のランナーが伸びてきたので、子株取りのために工夫してみました。

【5月6日撮影】
その1
ビニールポットにハサミで切れ込みを入れ、イチゴ用の培養土を入れる。
その2
ランナーをビニールポットの切れ込みに通し、土の上に乗せる。
この時少し土を被せてもいいが、ランナーがまだまだ伸びる場合もある。
その3
水をたっぷりと与える。
ジョウロではなく、スプレーなどで表面を濡らす程度でも良い。
十分に成長しきっていなければ、ランナーはビニールポットを無視してどんどん伸びていく。
土をかけたからといって「じゃあ丁度いいからここで根付きましょう」とはならないようだ。
どうやら少しでも遠くへ伸びて勢力を拡大しようという意気込みの方が勝るらしい。イチゴは生真面目な植物だ。
そこで重要なのが、ランナーが十分に成長しているかどうか見分ける方法。
ランナーの先端の葉の部分が直角に立ち上がってくれば、そろそろ土に根付く合図と思って良さそうだ。
葉の部分が立ち上がってから上の作業をしてやっても十分間に合うと感じた。
(上の画像では早過ぎたようで、ここから約5日後に土に根付いた。)
ちなみに、一番上の画像のように、大きめの鉢に苗を植え付けておくと、子株取りのためのビニールポットを乗せられるので便利だ。

【5月13日撮影】
ランナーの先端の葉の部分が直角に立ち上がった途端に、土に根付き、あっという間に葉が開く。
想像していたよりも大きな葉が開くので驚く。
「とよのか」は葉の大きな品種なので、子株も堂々としたものだ。

株元を注意深く観察してみると、白いふくふくとした根が複数本出ていた。
この状態でも風では動かない程度には活着している。なんと逞しい…。
みずみずしい根は富貴蘭の青根のようで非常に美しい。
一瞬しか愛でることのできない貴重な鑑賞ポイントである。
子株が充実してきたら、ランナーを切り離して子株取り成功となる。
葉が一対しかない上に、新葉も新芽も柔らかい今のこの状態が一番注意が必要な時期なのだろう。
害虫にとっては飛び切り美味しそうに見える筈。想像に難くない。
我が家の庭はミニ昆虫園のような状態なので、何者かにかじられないよう、しっかり警戒しようと思う。
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